個人情報は守られているか

私たちの生活の中で、ITの技術は驚くほどの広がりを見せ、今では個人が端末を片手に様々な情報のやり取りを行っています。
そうした情報のやり取りを行うのに便利なインターネットの世界ですが、注意しなければならない点も多数潜んでいるということも認識しておく必要があります。

たとえば、企業などが作るあるサイトを利用する際、個人情報を入力する機会があるとします。多くの場合、その企業が定期的に発行するメール購読の申し込みや、企業への問い合わせなどを企業側が受け取る際に顧客を特定するために必要とされています。
もちろん、こうした個人情報は保護されていなければならず、収集した企業側でもどのサイトから自分たちのサイトにアクセスされているかなど、人数は把握しても個人が特定されるような情報を開示するようなことがあってはなりません。
したがって、サイト内にある個人情報は厳格な管理のもと、紛失、盗難、改ざん、漏えいなどがないように事故の発生を防止することが何よりも大切です。
セキュリティは万全の上にも万全を期していなければならないのです。

また、個人情報の照会、訂正、削除なども暗証番号やキーワード設定などを行って第三者が関与できない仕組み図栗が求められます。
ですから、同じキーワードや暗証番号を使っていくつものサイトに登録することを警告したり、盗難の恐れがあることなどを明示しているサイトもあります。
ところが、ネットの世界には残念ながら完璧なセキュリティは存在しえないという現実があります。ひとつのセキュリティソフトが開発されればすぐに新しいウイルスが出てくるとったまさにイタチごっこですので、本当に必要な個人情報は安易に提供しないというのが最大の防衛方法なのかもしれません。